共同生活援助(グループホーム)の種類

障害のある方が地域住民との交流が確保される中で、家庭的な雰囲気のもと、共同生活を営む住まいの場のことを「共同生活援助(グループホーム)と言います。1つの住居の利用者数の平均は6名程度となっています。 居室の定員は原則1名、居室面積は収納設備をのぞいて7.43㎡(約6畳ほどの広さ)です。共同生活援助(グループホーム)には、次の4つの類型があります。

1.介護サービス包括型

主として夜間において、共同生活をしている住居における相談、入浴、排泄または食事の介護その他日常生活上の援助を実施するものです。グループホームを運営している事業者が介護サービスを提供します。既存のグループホームの中で最も多いのがこの「介護サービス包括型」です。

2.日中サービス型

夜間だけではなく日中においても利用者の援助を実施するグループホームです。主に夜間の、共同生活をしている住居における相談、入浴、排泄または食事の介護その他日常生活畳の援助だけでなく、利用者の就労先または日中活動サービス等との連絡調整や余暇活動等の社会生活上の援助を行います。また、短期入所(定員1~5名)を併設し、在宅で生活する障害者の緊急一時的な宿泊の場も提供します。

3.外部サービス利用型

主として夜間において、共同生活をしている住居における相談その他日常生活上の援助を実施します。また、利用者の状況に応じて、入浴、排泄または食事の介護その他日常生活上の援助を、外部の居宅介護事業所に委託して実施します。さらに、利用者の就労先または日中活動サービス等との連絡調整や余暇活動等の社会生活上の援助も実施します。

4.サテライト住居型

本体となるグループホームの近くに所在するワンルームマンションなどで障害のある方が一人暮らしをするタイプのものです。必要に応じてグループホームの世話人や生活支援員からの支援を受けることができます。「サテライト住居型」は、グループホームを出て一人暮らしを目指す方が利用する傾向があります。

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